[8050問題を生きる]集い

「8050問題を生きる」集い

 

今度7月8日に「8050問題を生きる」という講演会と家族の交流会が開かれる。場所は4月末のさわやかな(というより暑かった)二日を過ごした心華寺ということだ。

4月末には、緑あふれる境内のなかで、お寺の方のお話を伺って、すばらしいお話やとりくみの内容を聞いて感動した。またご家族とも再開できることを楽しみにしている。あのときの1日目はとにかく簡単な初心者コースということだったが、町田さんについて、暑く日干しになりながらとにかく歩きに歩いたが、そのために歩きながらいろいろな家族の方とじっくりお話をすることができた。この素朴さ、身体感覚を重視する自然さ、山田さんの計画らしいと思った。今ではそのためにとても思い出に残っている。2日目はいろいろな方のお話や講演、家族の語り合いがあった。さらにさまざまな地域で発展していっている。

8050問題はいうまでもないが、今まで支援等がなく注目されていなかったことがついに痛ましい母子の死亡や事件という、おこるべきしておこった悲惨な死という代償によって、ここにきてやっと「問題」とされてきている。

受験の失敗、いじめ、健康の悪化、職場の人間関係の悪さ、親子の考え方の相違、いろいろな原因によって、人は社会に出ることをやめる。自分の身を守るための当然の防衛反応である。ひきこもれる家族があったから、少なくとも今、生きている家族。その命の大切さは何ものにも代えがたい。

しかし、家族や当事者が社会や人間関係を再び取り戻すことができれば、親の高齢化と、長期化するひきこもりの問題は困難をともなう面があるが、必ず道は開けていると思う。NPO、市民の会、親の会、行政、いろいろなところの支援の輪がこれから開かれようとしている。当事者の気持ちや親の気持ちが楽になるには、不思議なことだがマニュアル化された「プログラム」というより、話し合いや居場所など、本当に素朴なことが一番有効である。

先日、山田さんの開かれているライフアートから、青年お二人にアルバイトで荷物(大学の植物標本の箱)を運んでもらった。依頼した先生は岐阜からトラックを運転して来られ私の段取りが悪く時間を20分ロスしたので、トラックを返却する時間を過ぎるではないかと怒っておられたが、本当に誠実によく働いて下さったお二人と山田さんに魅了され、わざわざどこかにトラックを置きにいって、ネパール料理店で何時間も話された。「就労支援」といっても、山田さんもいつもながら率先して一緒に重い荷物をもって運ばれる。文字通り身を張って支援されている。その間も各地から支援を求める携帯電話が何件もかかってきていた。「8050問題を生きる」という題もすばらしいと思った。

カテゴリー: お知らせ パーマリンク