シンポジウムに参加された皆様へ

シンポジウムに参加された皆様へ

今年の夏は、暑い暑い本当に暑い日々が続きましたね。私自身室内にいてもじんわりと自然と汗ばむときもありました。そしてようやく今日この頃、秋風を感じられるようになりました。岡山大学で催されるシンポジウムにお誘いを頂きましたが、24日の今日は私の用で出席できなく、こうしてメッセージとしてお手紙を送らせていただきます。悪しからずご了承ください。

2017年4月に京都で40代50代のひきこもりの子を持つ家族を支援する市民の会を呼び掛けました。4回の会合で実数174名のご家族が参加されました。その集まられたご家族の声の中には、将来の不安や「40歳すぎると行政に相談する場所がない。どこにいったらいいのか分からい」というような声も多くありました。中には子供さんが20代の中頃や30代前半の年齢のときにいろいろな相談機関や病院などを尋ね、なんとか息子を社会に出したいという思いであちこちを奔走された人たちもいました。その息子さんたちも40代になり、そのお父さんたちの声には無念さとともに、何か他にいい方法がないかと諦めきれない思いがあり、私にひしひしと伝わってきました。80歳を過ぎたお母さんから「山田さん、家に来て息子に話してやってほしい」と言われたのでした。

また、今年の3月5日の北海道新聞の朝刊に、「札幌のアパートで2つの遺体 母親82歳ひきこもりの娘52歳 母と娘 孤立の末に」という記事が掲載されていました。30年近くひきこもった娘さんを抱え生きてきた母親が亡くなり、1か月後に娘さんも亡くなったそうです。本当に胸が掻きむしられるような痛ましい出来事だと思います。

 

私たち市民の会エスポワールの活動の最も大切なことの一つは、絶望とあきらめの中で孤立しているご家族の発見にあります。そして、多くの皆様の協力により少しでもいい人生をご家族に送ってもらいたいと思っています。

今回NPO法人まちづかい塾が主催されるシンポジウム「誰一人取り残さない社会の実現」に私は大いに期待するところです。岡山県内の行政・民間の関係者の連携が大切であることはいうまでもありません。8050問題の本質を掘り下げていく、社会的な一歩となることを望んでいます。

参加された皆様のご健勝をお祈りします。

 

市民の会エスポワール岡山 世話人

山田孝明

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