こころの扉をあけて

兵庫県の井上さん(女性)からたくさんの詩を送ってもらいました。是非本の形でイシス出版から発行したいと思ってます.

やさしさ

なんで わたしはわたしなんだろう

「わたし」でいなくちゃいけないんだろう

だれかの鼻へ流れる 甘い甘い、金木犀の香りになりたかった

まあるく音響く か弱くさみしい空気でいたかった

生受け止めるあなたのその綺麗な爪 ずっとみつめていたかった

だれかの頬つたう 必然の、あたたかい涙がよかった

名前も場所も知らない遠い遠い外国の海でさえ、「生きろ」とわたしにいっている

 

悲しみよりも脈打つ鼓動を

春よりやさしさを

 

愛なんてわからない 永遠に

わたしの眼は遥か向こう 赤い空を見つめている

やさしさ なんてあるのだろうか

大嫌いなわたしにやさしい日々なんて来るんだろうか

「さようなら」なんて誰だって言いたくない

だから、木々に、優しい植物になりたがったんだ

 

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