しめ飾りが消えゆく街角

しめ飾りが消えゆく街並み         山田孝明

新しい年を迎える年の瀬となった。私は小学5年の頃から新聞配達するようになった。元旦にはあちらこちらの家々の玄関には<しめ飾り>が掲げられていた。当時私は密かにしめ飾りの意味を考えていたことがある。白いヒラヒラした紙は雷でぐるぐるまいてあるのは入道雲を表し、ミカンは太陽に違いないと思いました。突然の雨が降り出しそうな・・・。

私は気がついたのです。今年も一年雨が沢山降りますようにと私たちすべての人が祈ったこと。苦労してお米作りしているお百姓さんのことを思い、雨がたくさん降り、お米が沢山とれますようにと。いま、街並みからしめ飾りが消えてしまいました。お米も余るぐらい取れるになったのかなあ。豊かになったのだ。私たちの心も豊かになったのだろうか?

祈ることを忘れはじめたに違いない。私は思わず、15年間うずくまって一人部屋にいる青年の姿を思い出した。

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