山田さんの「笑いと悲しみと共に生きたい」を読んで

山田さんの『笑いと悲しみと共に生きたい』を読んで

当事者の声、保護者の方々の声がたくさん載っていて貴重な本だと思いました。僕が興味をひかれたのは、P72からの足立さんの書かれた文章です。ライフアートの活動やなにげなく話をしていることが『生きるためのエネルギーを回復する』と描かれていることが良いと思いました。実際、2年・3年と陶芸教室に参加されたり、テーブルを囲んで話をしたり、トランプをしたりされている方々は、以前よりも元気になられていると感じます。そういった所から、「この周囲に対するふんわりとした信頼感」(P79)というものが生まれてくるのだと思います。

就労支援の事業所等々から社会復帰を目指すといったこともすばらしいこととは思いますが、それを行うにもエネルギーが必要です。さらに、事業所の職員さんや、同じ参加者の仲間に対する信頼感もあった方が良いと思います。

僕自身7年ほど、ひきこもりの状態から、初めて訪ねた場所では、エネルギーも信頼感も足りず、通い続けることができなくなってしまいました。ライフアートでの活動でそういったものを貯めることが大切なのではないかと思っています。

 

Kより

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